実施体制
治験センター
専任医師、看護師および臨床検査技師(内認定CRC4名)、治験事務局のスタッフで実施計画書作成補助から、治験実施、症例報告書作成、実施後監査受け入れまで、きめ細かく対応します。
医学(創薬・育薬)ボランティア
静岡県およびその近郊県より、独自に募集したボランティアを保有し、スクリーニング検査の実施から、被験者選定まで、当院で管理しています。また、健康成人男性・女性、閉経後女性、高齢者、腎機能低下被験者および透析患者での試験実施経験があります。
緊急時体制
病院内の専門医(内科,泌尿器科,外科,整形外科,眼科,人工透析)による迅速な対応が可能です。
治験の審査
外部一般有識者や弁護士を含む委員で構成された当院治験審査委員会にて実施いたします。迅速審査対応も可能です。
実施設備
試験実施設備
大中小3つのトライアルルームと、さらに娯楽室、浴室等の入院施設を2つの階に別々に完備しました。全トライアルルームを合わせるとベッド総数は33床となり、生物学的同等性試験のような、多人数を対象とした試験を実施することが可能です。
さらに、専用のモニター応接室を設置し、長時間のモニタリングやSDVにご利用いただくことが可能です。
検査設備
一般臨床検査は院内検査科にて実施し、約30分でオンラインで結果が得られ、投薬直前の値を確認することが可能です。また、病院内にてMRI、ヘリカルCT、X線骨密度測定等の高度な検査が実施可能です。
薬物濃度検体処理のため、冷却遠心機、超低温フリーザー(異常時緊急連絡装置付き)を設置しております。
食事管理
被験者用の食事は管理栄養士指導により病院内で調理しております。また、低脂肪食や高脂肪食を始め、細かな食事の要望にも対応することが可能です。
試験実績
試験実績の種類
- 新薬第1相試験
- 薬効薬理試験
・全身DEXAによる内臓脂肪測定、血小板凝集能測定
・出血時間測定、眼圧測定、胃内PH測定、心血管機能測定など
- 生物学的利用性試験
- 生物学的同等性試験
- 薬物相互作用
- 薬の吸収に関する食事の影響
- その他 高齢者、閉経後女性被験者、腎機能低下者、透析患者、遺伝子多型の試験